HOME水素水 還元水 浄水器トピックス電解式水素発生装置による水素水含有入浴法が体に及ぼす作用

水素発生装置研究の最前線

研究目的

近年の研究により、人体内において水素は様々な種類の有害活性酸素を選択的に除去する作用を示すことが明らかにされている。

健康面での応用方法としては、従来は水素を飲料水に溶解させた「水素水」という形で、人体内に経口摂取するのが主流であるが、最近では水素発生装置を用いた体表全体からの水素の取り込みに研究が始まっている。

小野寺先生の研究チームは入浴時にも使用できるように開発された市販の水素発生装置を用いて、健康な被験者を対象に、入浴時において水素が人体にどのような影響をもたらすのかを検証した。

実験方法

水素発生装置(Spa-H:株式会社フラックス)を39℃±1℃に調節された浴槽に設置し(図1)、その中に被験者(20歳〜40歳の女性5人)を入浴させ、入浴前、入浴直後、入浴15分後、入浴30分後における体温変化をサーモセンターで計測した。また、対照実験として被験者には水素発生装置なしのさら湯にも入浴させ、各時間帯における体温の変化を調べた。なお、その他の検査項目としては、血液検査、血圧・脈拍測定、オキシメーター測定、pH測定などの他、体感アンケートも行った。

結果

入浴による体温の変化について、水素発生入浴装置使用時とさら湯時の比較を行った。5人の被験者のうち3人(いずれも30歳代女性)は水素発生入浴装置使用時の入浴直後から入浴後30分にかけて、顕著な体温上昇がサーモセンターでの計測から明らかになった。そのうちの2例を示した(図2)。一方、20歳代の女性被験者2人については、このような顕著な体温上昇はみられなかった。

また、血圧に関しても高血圧の被験者においては、水素発生入浴装置使用時の入浴後はさら湯入浴後に比べて顕著に拡張期血圧が低くなっていた。

血圧検査に関しては、特に顕著な違いはみられなかった。また、皮膚のpH値および血中酸素飽和度についても有意な差はみられなかった。

その他、体感アンケート調査の結果、「筋肉の緊張がほぐれた」、「疲労回復感がある」、「精神の緊張がほぐれた」という感想が得られた。

水素水発生入浴装置使用時 サーモセンサー

結論

今回の調査で水素発生装置使用時の入浴後において最も顕著にみられた現象は、体温の上昇、すなわち体がよく温まるという点であった。被験者数は少ないものの、この減少が見られたのはいずれも30歳代の3人の女性であったことから、今後は被験者数をさらに増やし、年齢と体温上昇の間に何らかの関係があるのかどうかを詳細に検証する必要があるであろう。

また、数値データとしては高血圧の被験者において拡張期血圧の低下がみられていたことにより、水素が血管拡張作用を即し、全身の血行を良くする可能性が示唆された。なお、血液検査の結果に大きな変動がみられなかったことから、水素が人体に対して安全であることも示唆している。

また、本調査とは別の研究の話題になるが、近年は水素水の飲用が生体にもたらす健康増進作用に関する研究が本格的に進んでおり、水素水の飲用によって血糖値、コレステロールの改善を促す作用が認められた3)、脳における超酸化物の形成を防止し脳を活性化する作用が見られた4)、ドーパミン神経細胞死を抑制する作用がみられた5) という知見も報告されている。このように、水素水が体に良好な作用をもたらすこと自体は、すでに学術的な裏付けがなされているが、今回の調査で用いた水素発生装置のもつ水素水よりも優れたメリットと考えられる点は、いちいち飲用しなくとも浴槽中や部屋の中などに設置しておくだけで、水素が自然と体内に取り込まれる点であろう。それゆえに、今回の調査のような「水素浴」的な水素の体内への接種方法は、これからの時代に水素水飲用にとって代わる健康増進方法になる可能性を秘めているといえよう。

一方で、今回の調査ではまだ被験者数が5人という少ない数であるため、今後は「水素浴」が人体にもたらす影響に関するより一般的な傾向を把握するために、まず被験者数をもっと多くする必要があろう。また、水素発生装置を長期間に渡って使用した時の結果はどうなるであろうか?

糖尿病や心臓疾患などといったことも、今後の研究で解明していくべき課題として残されている。また、今後は被験者に対し精神負荷や運動負荷も与えた上で調査を行い、負荷なしの場合と比較してみる、という検証も行えば水素発生装置のもたらす結果がより明瞭にでるのではないか、ということも期待できる。

水素が人体にもたらす影響やメカニズムについてはまだ不明な点も多く、様々な異分野からの新たな研究者の参入にも期待したい。細胞や動物実験レベルでもまだ水素の働きは解析余地が大きく、研究分野としても興味が尽きない。小野寺先生の研究チームも今後ともに水素浴のもたらす人体への作用に関する研究を発展させていく方針であり、今年10月と11月にそれぞれ行われる「第10回マイナスイオン応用フォーラム」と「第17回日本未病システム学会学術総会」の2学会で、この研究のその後の進展が報告される予定である。我々一同も、彼らの研究の益々の発展を熱く願っている。

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